お知らせ

教区ニュース「カリタス東京通信2025年7月1日 7月号」

2025年07月03日

能登半島地震被災地報告会を開催しました

カリタス東京事務局
田所 功

6月7日(土)午後1時より、麹町教会アルペホールにて能登半島地震被災地報告会を開催しました。現地にボランティアで行ったことのある人やこれから被災地支援として何かやりたいと思っている人など約35名が参加しました。さいたま教区・横浜教区からの参加者も6名ありました。報告者として名古屋教区司祭でカリタスのとサポートセンター長の片岡義博神父にお越しいただき、震災から1年5カ月となる現地の状況、カリタスのとサポートセンターが現地で行う復興支援活動の様子などについてお話を伺いました。

名古屋教区は、発災後から金沢に「カリタスのとサポートセンター」を立上げ、七尾教会に「ボランティアベース」を開設し、水や救援物資の提供、がれき撤去、家屋の片付け支援、仮設住宅でのサロン活動、「じんのびカフェ」の定期開催などに取組んでおられます。被災した輪島教会を現在建替え中で、ボランティアが宿泊するスペースを含む建物が9月には完成予定とのことです。被災地にはまだ多くの住宅が崩れたままの状態で残されていて、復興にはまだまだ時間がかかる見通しとのことです。そういった住宅の片付けや、仮設住宅の被災者の方々への支援など、現地で必要とされている取組はまだまだたくさんあるそうです。現地のボランティアに参加してくださいとおっしゃっていました。また、被災者の中には「忘れられている」という気持の方も多く、たとえ被災地訪問は難しくても、メッセージカードのようなものを作成して送ってもらうのも支援になりますとのことでした。

片岡神父の報告の後は交流会を行いました。シスターズリレーで現地に行ったことのあるシスターの体験談やボランティア参加の体験談、これから小教区で取組みたいと考えていることなどを全員で分かち合いました。他の人がどんなことを行っているのか、何を考えているのかなど新たな発見もあったのではないでしょうか。会場では輪島朝市支援として輪島海産物の頒布コーナーも用意し、多くの方にご協力いただきました。

 

カリタス東京では、定期的に現地を訪問しボランティア活動への参加を計画しています。

参加してみたいと思われる方は、カリタス東京事務局までご連絡ください。

電話:03-6420-0606

E-mail : info@caritastokyo.jp