愛の奉仕活動紹介
愛の奉仕活動紹介: Vol.37 社会福祉法人青少年福祉センター
2026年03月23日
「社会福祉法人青少年福祉センター」訪問レポートII
今回は、3月号に引き続き東京都足立区扇に本部を置く社会福祉法人青少年福祉センターの運営する児童養護施設暁星学園を訪問しました。青少年福祉センターは足立区で自立援助ホーム長谷場新宿寮、自立援助ホーム清周寮、自立援助ホームおうぎ寮、児童養護施設暁星学園を運営し、また、新宿区では児童養護施設あけの星学園を運営しています。暁星学園の本園は法人本部に隣接しています。

暁星学園の外観です。
暁星学園の児童指導員の細澤さんにお話を伺いました。

暁星学園の指導員の方々です。(中央が細澤さん)
暁星学園の現況をお教えください。
ここが本園と呼ばれる一番大きな建物になります。本園の2階が女子6名定員の女子フロアで、3階と4階が各男子9名ずつの男子フロアになります。また別の場所に女子6名定員のグループホーム「ほきまホーム」と女子4名定員の「とねりホーム」があります。
入所者の学年ですが、その時の状況によって高校生と中学生の割合は変化します。中学生に関しては地域の学校にお願いをして受け入れてもらっており、高校生は基本的には施設から近い学校を選んだりしています。

右側の建物がほきまホーム、左側の建物が清周寮となります。

男子フロアの食堂となります。
入所される子どもたちは最近の傾向としてどのような理由で施設に入居するのでしょうか。
虐待の経験があって入所する子どもはもちろん多くいます。また、養育困難など、経済的に問題を抱えた家庭など様々な理由があり入所されるお子さんも多いと感じています。片親と呼ばれるご家庭も多い印象ではあります。

子どもたちの居室です。
中高生の方だけが入所してくるということで特に難しい点は何かありますか。
中学生から施設に入所する子で、在園期間は長ければ6年間ありますが、高校生から入る子どもは長くても3年間となります。関係性を作るのにはすごく時間が短いので、関係性づくりも大切にしながら、できるだけ社会に出ていく中で必要な知識等を身につけてもらえるよう支援を行っています。
また、中高生という思春期の多感な時期ですので、指導がすごく入りにくい部分もあって、難しいところがあります。特性がある子どももいるので、一人一人に合わせた支援をするという難しさがあります。
職員も若い人が多く、子どもたちとの距離感を注意しながら関わらなければならない部分もありますが、年齢が近い分、自分が経験してきたことをそのまま伝えられるところがあります。

女子フロアの食堂です。
中高生の方だけが入所してくるということで特に良い点は何かありますか。
中高生だけなので他の児童養護施設とちがい就寝時に子どもの夜泣き等がないので、その分宿直でも消灯時間後は休むことができます。
また、基本的に対話でコミュニケーションが取れます。何か問題があった場合、話し合いをしていくことができます。根気が要りますが、子どもたちとぶつかり合って、それを一緒に乗り越えた時に関係性が良くなることもあるので、やりがいを感じることがあります。
大学を目指している子どもも多く、進路相談や受験手続きの手伝いも行います。
この養護施設から、自立援助ホームの方に行く子どもいるのですか。
法人内の施設でも自立援助ホームがありますので、見学をさせてもらって受け入れをお願いする子どもがやはり多いです。自立して一人暮らしされる子どもか、自立援助ホームに入る子どもが多いという印象です。
この仕事をしていて良かった思う瞬間はどのようなときですか。
ここを卒園した子どもたちが来園して、「今、頑張っているよ」と話をしてくれる時、日常でも子どもとの関わりが増えてきて、子どもが「今日学校でこんなことあったんだ」と言って嬉しいことの共有ができた時、本当に何かそういう些細なことが嬉しいというか、楽しいなっていう瞬間ですかね。毎日が楽しいです。


新宿区中落合にあるあけの星学園の外観です。


