お知らせ

教区ニュース「カリタス東京通信2026年7月1日7月号」

2026年07月07日

船員司牧について

事務局 田所 功

カトリック教会の船員司牧の活動は、「ステラ・マリス」の名称で世界中で展開されています。「ステラ・マリス」は、ローマ教皇を最高責任者とする教皇庁(バチカン)の統合的人間開発省の下に位置づけられており、地域別、国別、教区別に組織され、世界各国を移動する船員たちの福利、厚生、医療、家族の支援などを目的としています。世界各国の港で船員たちを訪問し、歓迎し、福利厚生や心のケアを目的とした奉仕活動を行う組織です。

私たちが生活する上で、欠くことの出来ないあらゆる日用品の実に99%、そして日本の輸出入全体の99.7%が「みなと」を経由しているとも言われています。つまり、船員たちの働きが無ければ、生活、生命が成り立たないほど、私たちは「船員と船員の働き」に深い関わりを持っていると言えるのです。船員たちの多くは、発展途上国の出身で、限られた場所での過酷な労働、家族と離れた孤独な船上生活を強いられています。彼らにとって、海と陸との接点「みなと」に寄港した際のわずかな休憩時間は、数少ない憩いのひとときなのです。「ステラ・マリス」 はそんな船員たちを訪問し、宗教や国籍を問わず「みなと」での憩いのひとときを応援し支援を行います。フィリピンなどアジア出身の船員にはカトリック信徒も数多く、祈りやミサの案内も喜ばれています。依頼を受けて、船上ミサが捧げられることもあります。

カリタス東京の船員司牧部門である「ステラ・マリス東京」は、スカラブリニ宣教会のエドウイン神父が担当で、東京港(青海埠頭)で訪船活動を行っています。新型コロナ感染症の影響でまったく訪船できない時期もありましたが、徐々に規制も解かれてきています。4月30日、エドウイン神父、カトリック東京国際センター(CTIC)のスタッフとともにコンテナ船を訪問して来ました。船員食堂に招いていただき乗組員の方々にお会いしました。この日訪問した船の一隻は船長・乗組員ともフィリピン人でしたので、同郷のエドウイン神父とタガログ語で話し合う場面もあり、歓迎していただきました。最後に、皆で航海の安全と船員の健康を祈りました。

 カリタス東京では、一緒に訪船活動に参加していただけるボランティアを募集しています。関心のある方は、カリタス東京事務局( 電話 03-6420-0606、メール info@caritastokyo.jp )までお問い合わせください。