お知らせ
カリタス東京通信2023年6月号
2023年06月02日
新たな出発
カトリック東京正義と平和の会 齊木登茂子
2021年8月8日付で菊地功大司教より『「カリタス東京」設立準備について』というお知らせが発表されました。それにより、2021年12月末日で福祉委員会、部落問題委員会、平和旬間委員会、災害対応チーム、正義と平和委員会は、解散し「カリタス東京」として「再編」されることになりました。 私は、正義と平和委員会の一員としてここ数年活動していましたので、現状をご紹介したいと思います。しかしながら、正義と平和委員会の活動は、新人の立場ですので歴史を知る大倉一美神父から資料を頂きました。 1990年9月に東京正義と平和委員会は、設立されましたが、これは遡ること1967年教皇パウロ6世が回勅「ポプローム・プログレッシオ」において呼びかけられた「正義と平和委員会」設立の精神に従って、カトリック東京大司教区の機関として設立されたとあります。 以来、2021年12月まで31年にわたり「教会の内外に正義と平和の運動を訴え、理解を得る努力」をして来ました。これからは、「カリタス東京」と連絡を取りながら一グルーブとして「カトリック東京正義と平和の会」の活動をしていくことになりました。 31年間ずっと正義と平和委員会のメンバーだった方々は、高齢になりましたので若いメンバーを募りこの活動を続けて行こうと頑張っているところです。この春、早速新しい若いメンバーが加わってくれたことで6月3日には、第一回目の学習会が計画されました。 14時から麹町教会のヨセフホールでダニー・ネフセタイ氏のお話を聞きます。この方は、イスラエルに生まれ兵役を務めた後に日本で暮らしている方で「国のために死ぬのはすばらしい?」というご著書もあります。8月の平和旬間の時期にも「平和を考える」ライブを企画しています。また、今年は関東大震災から100年ということで、当時起きた惨い事件の勉強会も企画しています。日常的には、メンバーの一人一人が教会外の市民グルーブと繋がり「原発」「冤罪」「憲法」「沖縄」「ハンセン病」「死刑」など多くの社会問題について考え、学び、発信しています。フランシスコ教皇が回勅「兄弟の皆さん」で発信して下さったことは教会の中で「祈り」以外の活動をしている一見異端の私たちを励まして下さいました。 愛の実践を具体的に行うことが出来るよう私たちのグルーブに参加してみませんか? 毎月第二月曜日の夜、四谷で例会をしています。平和を求める方でしたらどなたでも歓迎です。どうぞ、お声かけ下さい。いつでもお待ちしています。