カリタス東京ニュース

カリタス東京ニュース2026年9月号

2026年08月26日

インフォーメーション

すべてのいのちを守るための月間行事

講演とミサ

2026年9月5日(土)

13:00 ~ 14:30 講演会
  • 講師: 成井大介 司教
    (カトリック新潟教区司教、日本カトリック司教協議会ラウダート・シ部門担当司教)
  • 演題: 「インテグラル・エコロジーという生き方 ―いのちを豊かに生きるために―」
  • 場所: 関口会館 ケルンホール
14:40 ~ 15:30 分かち合い
  •  場所: 関口会館 ケルンホール
16:00 ~ 17:00 被造物を大切にする世界祈願日ミサ 
  • 主司式: 成井大介 司教
  • 場所: 東京カテドラル聖マリア大聖堂 
 

 

カリタス東京活動報告

2026年平和旬間行事報告

講演会

8月8日土曜日、午後1時から関口会館ケルンホールにて、上智大学総合グローバル学部教授前嶋和弘さんの講演会を行いました。テーマは「戦争と平和:急変する日米関係と東アジアの情勢」で、約150名が参加しました。平和旬間行事準備チームで話し合った際、多くの人が聞きたがっているだろうと思われるテーマとして「東アジアの平和」が上がって来、東アジアの平和には多分にアメリカ政治が関係してきますので、現代アメリカ政治外交に詳しい前嶋さんに講演をお願いしました。

講演の中で前嶋さんは、冷戦後の世界情勢の変化について、トランプ第二次政権の西半球への関与を重視する「ドンロー主義」について、中国の現状変更が目立ったここ20年について、日本の対応として「巻き込まれ論」から「アメリカを巻き込む論」への変化などについて話されました。これまでのアメリカ政治外交研究の豊富な知識の中から、具体的な事例も交え様々な角度から興味深いお話をうかがうことが出来ました。

 

平和を願うミサ

午後3:30から聖マリア大聖堂にて平和を願うミサが行なわれました。菊地枢機卿の主司式、アンドレア司教と教区・修道会から13人の司祭の共同司式で行われ約350人が参加しました。

菊地枢機卿は説教の中で、「平和を求めて語り、また行動する人に対して、嘲笑の言葉が浴びせられるのは、決して目新しいことではありません。旧約聖書にも、例えばエレミヤ書には、王に対して戦いを控え、攻めてくる敵に刃向かわないことこそがいのちを守ることだと忠告する預言者エレミヤに対して、役人たちは王にこう言ったと記されています。『どうか、この男を死刑にしてください。あのようなことを言いふらして、この都に残った兵士と民衆の士気を挫いています。この民のために平和を願わず、むしろ災いを望んでいるのです。』(エレミヤ38章4節) こうしてエレミヤはすさまじいまでの迫害を受けることになります」と話され、そして、「私たちはこの現実の中で、愚直に平和を語り続けるものでありたいと思います。非戦による平和を説いて迫害されたエレミヤでありたいと思います。 神がご自分の似姿として創造されたいのちには、神の愛が注ぎ込まれています。神はいのちを賜物としてわたしたちに与えられ、似姿としての人間の尊厳を与えられました。ですからわたしたちには、いのちの尊厳を守り抜く責務があります。賜物であるいのちを守るのは、わたしたちの信仰における決断です。平和を確立するための道です。平和旬間にあたり、あらためてわたしたちの信仰に生きる姿勢を見直しましょう。過去に謙遜に学ぶものでありましょう」と呼びかけられました。

 

平和巡礼ウオーク

平和を願うミサの後、平和巡礼ウオークとしてカテドラルから目白駅まで約2km車道を隊列を作って歩きました。約120人が参加しました。昨年は歩道を歩きましたが、「車道を歩きたい」との声が上がってきて実施したところ、車道を歩け歩道に比べて参加者に一体感があって良かったとの意見が多くありました。来年も実施したいと考えています。