お知らせ
教区ニュース「カリタス東京通信2024年4月1日4月号」
2024年04月03日
世界病者の日ミサと教区内愛の奉仕活動団体の集い報告
事務局 田所 功
世界病者の日のミサ
2月11日(日)世界病者の日、午後2時から東京カテドラル聖マリア大聖堂で世界病者の日のミサが行われました。主催はカトリック東京大司教区ですが、運営をカリタス東京が担当して実施しました。主司式はアンドレア司教で約300人が参加しました。この日のミサは、国際カリタスが全世界で展開中の「Together We」キャンペーンの意向のためにもお捧げしました。このキャンペーンは、回勅『ラウダート・シ』と『兄弟の皆さん』などを通して、教皇フランシスコが示された「すべてはつながっている」という総合的エコロジーのもと、「ケアの文化」と「ケアの共同体」を進めていこうというものです。
アンドレア司教は、説教の中で「重い皮膚病についての記述はすべて、人間的交わりからはじき出されている状況を示唆しています。重い皮膚病の人にだれかが近づくならば、皮膚病の人は『わたしは汚れています!』と叫ばなければならないほど、すべての人から『のけ者』にされています。ここで、私たち自身に目を向けてみましょう。私たちが生きている社会、あるいは職場において、あるいはこの教会の中にいるかもしれない『のけ者』にされている人々の叫びを、私たちは聞いているでしょうか。そしてその人たちに対し、どう答えますか。この福音書に耳を傾ける時、イエスに向き直り、イエスに信頼するなら、聖書の中の出来事が、今、ここで、私たちの間で、実現するに違いありません。」と呼びかけられました。
当日のミサ献金は、能登半島地震被災者への救援募金の意向で55,279円が集まり、カリタスジャパンへ送金しました。
教区内愛の奉仕活動団体の集い
世界病者の日のミサの後、関口会館ケルンホールにて東京教区内で愛の奉仕に取組む団体やグループの集いを開催しました。昨年に続いて2回目の開催となり、約50団体・グループ120名の方々にご参加いただきました。菊地大司教は挨拶の中で「世界病者の日を定められた教皇聖ヨハネパウロ2世は、病気で苦しんでいる人たちのために祈りをささげるように招くと共に、医療を通じて社会に貢献しようとする多くの医療関係者や病院スタッフ、介護の職員など、いのちを守るために尽くす方々の働きに感謝し、彼らのためにも祈る日とすることを呼びかけました。この二つの意向を忘れないようにいたしましょう。」と述べられました。