お知らせ

カリタス東京通信2023年7月号

2023年07月04日

平和旬間2023

事務局 田所 功

今年も平和旬間が巡ってきました。1981年の教皇ヨハネ・パウロ二世の広島での「平和アピール」に応えて、日本のカトリック教会は8月6日から15日までを平和旬間として定め、平和について学び、祈り、行動するよう呼びかけています。

1)教皇ヨハネ・パウロ二世「広島平和アピール」

教皇としては歴史上初めて来日された教皇ヨハネ・パウロ二世は、1981年2月25日、広島平和記念公園で「戦争は人間の仕業です。戦争は人間の生命の破壊です。戦争は死です」と訴えられました。小雪の舞い散る寒い日でしたが、教皇は世界の各層に向けて約8分間力強く話され、最後に祈りをもって結ばれました。教皇はアピールの中で「わたしがこの広島平和記念公園への訪問を希望したのは、過去をふり返ることは将来に対する責任を担うことだ、という強い確信を持っているからです」と述べています。私たち将来に対する責任を担う者として、平和アピールに耳を傾け平和について考え行動していきましょう。 アピールの日本語版ならびに音源は、カリタス東京のホームページでご覧いただけます。

2) 教皇ヨハネ二十三世 回勅 パーチェム・イン・テリス ー地上の平和―

今年は、教皇ヨハネ二十三世の回勅『パーチェム・イン・テリス ―地上の平和―』*が発布されて60年になります。当時は、東西冷戦の中で米国とソビエトの平和共存が崩れる恐れが生じ、双方とも核兵器使用に踏みきるのではないかという危惧を世界中が抱いた時期でした。1962年キューバに設置されたソビエトのミサイルがきっかけとなり、米国とソビエトの対立は核戦争勃発寸前にまで至りました(キューバ危機)。それに対し、教皇ヨハネ二十三世は平和のアピールを行い危機回避に大きな役割を果たしました。この翌年に発布されたのがこの回勅です。「軍備の均衡が平和の条件であるという理解を、真の平和は相互の信頼の上にしか構築できないという原則に置き換える必要があります」(61)と記されているように、自分とは異なる立場の人と対立するのではなく、尊重と協力で結ばれる世界の構築を呼びかけています。60年後の現在、私たちは再び核兵器の脅威に見舞われています。すべての人が平和について今まで以上に考え行動する時がきているのではないでしょうか。 *『回勅 パーチェム・イン・テリス ―地上の平和―』 カトリック中央協議会発行 ペトロ文庫  

平和旬間2023 平和を実現する人々は幸い

8月12日(土)
11:00~ 平和を願うミサ
  • 主司式:菊地功大司教
  • 場所:東京カテドラル聖マリア大聖堂
13:30~14:30 トークライブ 松元ヒロさん
  • 場所: 関口会館 ケルンホール(当日、先着制 200名限定)
15:00~17:00 講演会
  • 講師:宮台真司さん
  • 場所:東京カテドラル聖マリア大聖堂
  *要約筆記・手話通訳対応予定です