お知らせ

カリタス東京通信2023年8月号

2023年08月03日

この一年をふりかえって

事務局 田所 功

昨年4月24日にカリタス東京が創設されてから一年が過ぎました。この間、隔月で常任委員会会議を開催し、話し合いながら活動を進めてきました。この一年の取組をふりかえってみたいと思います。

活動団体の連携促進

最初の一歩の取組として、教区内で愛の奉仕に取組む団体・グループの緩やかな連携促進に取組みました。まず、高齢者福祉、児童福祉、障がい者福祉、ホームレス支援などの団体を訪問して活動状況について話をうかがいました。その後各小教区の主任司祭にお会いして、小教区内の活動グループの情報提供のお願いをしました。団体・グループの情報が集まってきた頃を見計らって、今年2月11日の世界病者の日に、カテドラルでミサと活動団体・グループの集いを開催しました。約50団体120名の方々にご参加いただきました。第一回目の集いでしたので、すべての活動団体が一堂に会するスタイルで開催しましたが、今後は活動分野ごとの集いも企画していこうと考えています。今日現在で把握している東京教区内の団体・グループは、法人団体・任意団体などで67団体、30の小教区から情報提供いただいた53グループ、カトリック学校の活動グループ17、合計で約140に上ります。

船員司牧

全世界のカトリック教会で「ステラマリス」と呼ばれている活動です。新型コロナの影響で訪船活動(船舶を訪問して船員さんにお会いする活動)が全くできない状況が続いていましたが、今年に入ってコロナの影響も小さくなってきましたので、少しづつ訪船活動を実施しています。

部落人権

6月には、東京同宗連(同和問題にとりくむ宗教教団東京地区連帯会議)の総会が関口会館ケルンホールを会場に開催されました。

災害対応

平時における災害への備えにも取組みました。東京教区内で災害が発生した際に慌てることなく対応できるよう、発災直後の初期対応として教区本部機能がどのように動くかについての確認を、教区本部事務局とカリタス東京とで行いました。また、教区内で災害が発生した際、カトリック教会が広く一般を対象として行う災害救援と復興支援活動の救援本部として設立される「カリタス東京サポートセンター」の準備も進めています。 カリタス東京では、災害時にカリタス東京サポートセンターにて活動に参加してくださる災害対応スタッフを募集しています。災害が発生したらカリタス東京サポートセンターに集結して様々な任務にあたるスタッフです。関心のある方は、カリタス東京事務局(電話:03-6420-0606 メール:info@caritastokyo.jp)までご連絡ください。