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教区ニュース「カリタス東京通信2024年6月1日6月号」

2024年06月05日

カリタス東京の常任委員会委員長に任命されましたが…

カリタス東京 常任委員会委員長
小池 亮太神父

2024年4月1日付でカリタス東京の常任委員会委員長に任命されました。しかし、恥ずかしいことに私は「カリタス東京」をよく分かっていないのです。そこで、過去の東京教区ニュース(2023年1月3日発行 第399号)を見直してみます。

「カリタス東京は、カトリック東京大司教区の新たな委員会組織として2022年4月24日に創設されました。2020年12月末に、カトリック東京大司教区の宣教司牧方針が発表され、具体的な取り組みの一つとして、『教区カリタスの創設』が明記されました。『カリタス』はラテン語で愛を表し、世界各地でカトリック教会全体の愛の奉仕の活動組織の名称として使われています。日本にはカトリック司教協議会の委員会であるカリタスジャパンが、日本を代表するカリタス組織として存在しますが、カリタス東京はカリタスジャパンの下部組織ではなく、教区カリタスとしての東京教区独自の組織です。」

退任された前委員長の天本昭好神父がこのように説明していました。そして、次のように続けています。

「宣教司牧方針から約1年半の準備を経て立ち上がりましたが、コロナ禍という状況下で、人的財政的資源も限られているのが現状です。従来の委員会ごとに個別に担当司祭を置き、そこで分野別に社会司牧に当たるスタイルから、神の民として信徒、修道者、司祭が合意形成した上で協働していくプロセス、いわばシノダリティを運営のスタイルとしていきます。カリタス東京は、社会司牧の特定の課題のためだけに組織されたのではありません。福音の精神に基づきながら、日本の司教団ならびに教皇フランシスコが『福音の喜び』で指摘している社会へのまなざしのうちに活動していきます。それは、時のしるしを識別しながら、『人格の尊厳』と『共通善』が損なわれていく社会の側面に声を上げ、すべての人が全人的発展の実りを味わうことができる社会へと歩めるように、善意あるすべての人と共に働いていくことを目指していきます。」

日常生活はコロナ前に戻りつつあるものの、教会が「人的財政的資源も限られている」ことには変わりがありません。「時のしるしを識別しながら、『人格の尊厳』と『共通善』が損なわれていく社会の側面に声を上げ、すべての人が全人的発展の実りを味わうことができる社会へと歩めるように、善意あるすべての人と共に働いていくことを目指していく」のは素晴らしいことですが、果たしてカリタス東京がそのようなことを目指せる組織なのか……そこで、神のことばに照らし、聖霊に支えられながら、委員長として「東京教区の実力」と「カリタス東京という組織とその役割」を真摯に見つめ、「できること」と「できないこと」、「やるべきこと」と「やるべきではないこと」を見極めながら活動を進めていきたいと考えています。